- 2019.08.15 なぜ『プログラミング教室』なのか!?
こんにちは。
今回は、なぜいまプログラミング教室やその生徒数が全国的(特に関東!)に
増加傾向なのか、その背景を書いてみたいと思います。
それはですね、来年2020年度から小学校でいよいよプログラミング教育が始まるからです!
もう来年からという、思っている以上に目前に迫った感があります。
ではではなぜプログラミング教育が始まるのかというと、
今現在のインターネットなどIT市場の拡大ペースがとても早く、
現在もこれからもIT人材が不足しており、経産省の調査では下記グラフのように
2015年の時点ですでにIT人材が17万人程度不足、
以降どんどん人材不足が増加していくことがわかります。
この人材不足対策のため、人材育成を含めた国策としてプログラミング教育が実施されるのです。
文科省では【2018年以降の学校におけるICT環境の整備方針】が取りまとめられ、
教育のICT化に向けた環境整備5か年計画が策定され、また教育のICT化実施に必要な費用を
賄うため地方財政措置が1678億円から1805億円に引き上げられているようです。
さらに!!!
プログラミング教育は大学入試へも影響する可能性があり、
2024年度実施の大学入学共通テストではプログラミング教育を反映させた『情報』を
出題科目とすることも文科省では検討されているようです。
これが実現されると、現在の小学6年生以下の子供たちから対象範囲に入ってきます。
これらを見越して、プログラミング教室が全国各地ではグラフを見てもわかるように
右肩上がりで増加傾向しているのです。
プログラミング教室といってもいくつか種類があり、大きく分けて
①ロボットプログラミング教室(レゴなどのキッドで学習)
②プログラミング教室(小学校プログラミング教育で使用されると言われているスクラッチなど)
と2種類あり、現状はロボットプログラミング教室が約8割を占めています。
2015年以降、この傾向に変化が見られ、2023年には約4割が
②のプログラミング教室へ変化し、プログラミング技術の習得に特化したものが
主流になると予想されています。
また、ある統計では
2019年度に子供に習わせたいことのランキングで
プログラミング教育が英会話スクールに次いで第2位となっています。
以上より、ここ数年プログラミング教室とその生徒数が増加しているのです。
子どもの将来の職業選択の選択肢を広げるという意味でも、
また、プログラミングへ携わることで論理的思考や粘り強さがなどが身につくと言われますので、
人格形成という意味でもプログラミングが現在の習い事では
いちばん適しているのではないでしょうか。