2025.06.03 ~20名小規模事業者の生産性向上について考えていることこんにちは、アトムビットの川尻です。
表題の通り、現在、市内の物販を中心とした小規模事業者の生産性向上のお手伝いをさせていただいています。
ここでいう小規模事業者とは、概ね 20名程度までの従業員規模の事業者 を指します。
生産性向上の目的は「利益率の最大化」
生産性向上というと、
作業を早くする、
コストを削減する、
といった話に偏りがちですが、
本来の目的は 利益率を最大化していくこと だと考えています。
私自身の背景について
私はこれまで、ソニーやアルパイン(アルプス)系の現場で、
トヨタ生産方式に代表される生産性改善・カイゼン活動に
実務として携わってきました。
現場では、
カイゼンが体系化された方法論として存在し、
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原価計算
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簿記的な考え方
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簡単な人間工学
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作業分析(IE)
といった要素をベースに、
経験値が積み重なっていくことで
個々のカイゼン力が伸びていきます。
カイゼンは「感性」と「IE」の両輪
個人的な実感として、
このカイゼン力には 人による差 が確実に存在すると感じています。
ムリ・ムダ・ムラに気付けるか、
全体最適で物事を見られるか、
これは 感性と気付き の部分が大きい。
一方で、
感覚だけでは続かず、
IEや数値といった理屈も不可欠です。
カイゼンは、
感性とIEの両輪 で回るものだと考えています。
中小企業診断士と現場の距離感について
中小企業診断士資格にも、
トヨタ生産方式やカイゼン、5Sなどに通じる内容は多く含まれています。
ただし、
資格だけでは現場のカイゼンにつながらない
というのが私の考えです。
本来は、
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現場を知り
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数値化し
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データを分析し
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実装して改善する
この流れがあって初めて
生産性向上や利益改善につながります。
小規模事業者の現場には「余地」が多い
小規模・中小企業の現場を見ていると、
データ分析以前に、
「これは変えられるのでは?」
と感じる箇所が随所に見られます。
私自身の経験としても、
小規模事業者ほど、
まだ仕組み化・体系化されていない部分が多い
と感じています。
EC物販事業者での実例
現在支援しているEC物販事業者(年商約1億円規模、10名以下)では、
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仕入れ(入庫)
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EC出品
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販売
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出荷(出庫)
といったルーティン業務の中に、
手入力や紙ベースの情報共有が多く残っていました。
そこで、
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タブレットによる電子化
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Googleクラウドによる情報共有
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スクリプトを用いた自働化
を進め、属人作業の削減と生産性向上を図っています。
属人作業は思っているほど特別ではない
小規模経営では、
「うちは属人作業だから仕組み化できない」
と考えられていることも多いですが、
実際には 大部分はルーティン作業 です。
マニュアル化や標準化は不可欠であり、
そこから初めて改善が進みます。
最後に
小規模事業者の利益率は、
まだ十分に手を付けられていない部分が多く残っています。
生産性向上とは、
最後の一滴を絞り出す前に、
まず 雑巾をきちんと絞ること。
アトムビットでは、
現場を見て、仕組みを整え、実装を通じた生産性向上を支援しています。
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